お葬式の意味
日本で、お葬式と言うと、お寺のお坊さんを呼んで
お経を唱えてもらうスタイルが一般的です。
さて、お釈迦様がなくなった時のお葬式はどんなもの
だったのでしょうか?
お釈迦様がなくなるときに、
弟子の阿難陀(アーナンダ あなんということが多いです)が
聞きました。
どのような葬儀をしたらよいでしょうか。
お釈迦様は、言いました。
葬儀は、在家のものにまかせ、教団のものは、
かかわらなくてよい。
細かく書くと、いろいろあるのですが、
とにかく、葬式は在家信者の仕事であり、
出家したものはかかわらないのだそうです。
じゃあ今の葬式はどうなんだというと、
江戸時代に、キリシタンの弾圧のために、
それまでただの修行の場であったお寺に役目を持たせます。
1つは、戸籍係です。
お寺の過去帳には、村の家系の代々が記入されていきます。
もうひとつがお葬式です。
お葬式の本当の意味は、
死者の出家、仏教教団への入信を意味します。
戒名をつけ、仏教教団へ入信する儀式を行っているのですね。
この政策により、仏教といいますか、お寺の役割は
大きく変わり、葬式仏教という言葉もでてきたのでした。
死者の供養だとおもってましたか?
いえいえ、出家の儀式が正解なんです。