昔むかーしインドの山奥で...
昔むかーしインドの山奥で...
ではありませんでした。
その昔、インドに、釈迦国(シャーキャ)という国といっても小国だったようです。
王様は、浄飯王 じょうぼんのう (シュッドーダナ)といいました。
王妃は、摩耶夫人 まやぶにん (マーヤー)といいます。 → ふじんではなくぶにんと読みます。
摩耶夫人は、となりのコーリヤ国から、釈迦国に嫁いだのでした。
摩耶夫人は、出産間近になり、実家へ戻るべく、
釈迦国から、コーリヤ国への、旅の途上にありました。
昔のインドでも、初産は、実家でという習慣があったようですね。
一行は、途中のルンビニー園というところで、小休止となりました。
ルンビニー園は、現在では、ネパールにになります。
沐浴を終えた、摩耶夫人が池のほとりを散策していました。
ふと、目に付いた無憂樹 むゆうじゅ (アショーカ)の花を取ろうとした時、
彼女の右脇から、赤ちゃんが誕生したのでした。
そして、産声が、「天上天下唯我独尊」 だったわけです。
とにかく、普通ではないわけです。
意外と、皆さんしらないのですが、
お釈迦様の、釈迦は、実は出身国の名前だったのですね。